« 新樹連なる道 | トップページ | アルベリー信子さん »

ガーデンズ・デイト

脚の手術をした後、友人たちとのガーデンズ・デイトが増えています。昨日も神戸方面の大学での講習を受けに来たという友人から、帰路に会いたいとのリクエストを受けて、ガーデンズ2階入り口を直進した後、エスカレーターで3階へ上がったところにある椅子に座って、その人を待ちました。

誕生2周年を迎えたガーデンズ。実は西宮球場がクローズドした直後、その跡地につくる商業施設のコンセプト作りに参画したことがあります。もう25年くらい前の話です。ということになると、ガーデンズが完成するまでにかなりの時間を要したことになります。

おそらくこの建物のコアになる場所であろうと、その椅子から見える上階のレストランゾーンと、その向こうの空中庭園を臨みながら、行きかう人々を眺めていました。そしてこの商業施設がこの2年間、訪れる人々を魅了し続けているのはなぜだろうと考えてみました。

目の前を通り過ぎる人たちに特定の共通項はみられない。年齢も組み合わせも実に多岐に亘る。若いカップル、団塊の世代カップル、若い女子連、アダルトな女子連、同じく男子連、そして極め付きは80代は超えるとみられる男性の友人同士。こんなペアがいきいきと歩いているのもガーデンズならでは。ベビーカーを引くママ連、休日ともなるとお洒落なパパ、ママ、ベイビーの3人組。娘&孫に引っ張り出されたお買い物好きなおばあちゃん(さしずめ私はこの構図かなぁ~)。

そして私はこのところ、たいていの買い物をこのガーデンズで済ませている。車で10分。阪急百貨店がほぼニーズを満たしてくれるのがその理由。プラス専門店も充実している。ユニクロ、ロフトをはじめ、あらゆる商品の需要に応え、尚且つテイストを維持しているように感じられる。

しかしこの施設の魅力はもっと違うところにあるのが、しばらく椅子に座っていると分かる。それは空間デザインの見事さだと思える。スケルトンのエレベーターと吹き抜けのエントランスが中心になっていて、各階には数か所エスカレーターがあり、右回りしても、左回りしても、あまり知人に出くわすことがないくらい広い。随所に配置された椅子も贅沢である。つまりこの空間に集まる人々を自由に解き放ち、コントロールしていないのだ!

もちろんお洒落でスノッブな人も行きかうけど、そうでない人も自由に闊歩している。来る人を選んでいないのに、選ばれたような上質感がある。この商業施設のコンセプトづくりは非常に成功しているのを感じる。もしかしたらオープンした後、仕掛け人が企画した以上のシナジー効果を発揮しているのかもしれない。

年末に、香港で仕事をし結婚した姪のカップルとここで集合した。夫はベルギー人の空間デザイナーだが、何度もこの施設を行き来し、空中庭園に出たりしながら、感動していた。

西宮になにがなくとも、世界にはN.Y.だってパリだってあるじゃんと、エネルギー満載だった私にとって、予想だにしなかったフットワークの陰り。待ち望んだ映画館もあるこの施設のおかげで、引きこもりにならないで、なんとかファッションへの興味も維持できている。遠くから友人たちがここまで来てくれるのもうれしい。

|

« 新樹連なる道 | トップページ | アルベリー信子さん »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ガーデンズ・デイト:

« 新樹連なる道 | トップページ | アルベリー信子さん »