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レクイエム

東日本大震災から7年の歳月が過ぎた。私は犠牲になられた方々への思いを馳せることしかできなかった。関東からまだ北へ、現地へ行き、ボランティアも出来ない身には、狭い日本でもその隔たりの大きさを感じながら、ただただ過ごした。

災害がもたらす無情さの上を、歳月は素知らぬ顔で通り過ぎていく。しかもその歳月という絶対的な空間は、忘れてはいけない大切なことや、見過ごしてはいけない事柄をスペース・シャトルのように彼方へ運び去ってしまう。

津波の恐怖は阪神大震災にはないものだった。そしてもうひとつは、いまでも除染作業が続けられる原子炉による被害だ。昨日の追悼式で安倍総理は犠牲者への哀悼の言葉を重ねた。しかし今の政府には原子力発電そのものを廃止する覚悟はない。ドイツの英断を見習うには何が不足しているのだろうか!?北欧の「ノルド・プール」など及びもつかないシステムなのだろうか!?

内閣総理大臣の式辞には、真のレクイエムが感じられなかった。

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居場所を求める人たち

2022年には独居所帯が1/3を超えるという。社会のあらゆるところに「居場所」を設けていかないと、高齢化が進む中、まさに人は人として生きていけない世の中になっていきそうだ。そんなとき、友人に誘われて覗いてみたのが、「健康マージャン」という場所だった。

若干27歳の麻雀4段の女性が運営する「初心者向けマージャン教室」。吸わない、飲まない、賭けないをコンセプトに、麻雀へのあらゆる先入観を払拭し、今後の高齢化社会へ向けて、ゲームを通したコミュニケーションを推進するのを目的にし、麻雀への新しい視点を追求している。

生徒の9割が女性だというのもうなずける。駅前に清潔で広いスペースを構えているために、あまり利潤が上がっているようにも見受けられない。大学の法学部で福祉学を学んだという経営者の女性の本来のVISIONはどこにあるのだろうか!?もっと掘り下げて聴いてみたいと言う生来の職業癖が出ていることも、この教室へ関心を抱いた所以でもある。

私の今年の目標は何かひとつゲームを身に着けることだった。なぜならこの年まで、俳句以外には純粋に遊ぶというライフスタイルの外に暮らして来たからだ。それはトランプでもいいし、囲碁や将棋でもよかった。まして麻雀といえば、牌をみたことも触れたこともないというほど知識が皆無だった。初めて物珍しい牌を見たとき、最早硬直した頭に入力することが可能だろうかという不安はあったが、ゲームの一つとして身に着けてみてもいいかも知れないと思い始めている。

誘ってくれた友人も仕事一筋のひとだったので、マージャンへの感覚は私と同じくニュートラルだと思える。昔は麻雀に親しんでいた老親や、闘病中の娘さんも交えてという気持ちが根底にはあるようだ。そんなチームがいつからスタートするのかはまだ未定ではあるけれど、とりあえず2018年はゲーム習得元年にしたいという気持ちは一致している。帰宅して教室の概要を夫に話してみたところ、大賛成をしてくれた。彼はリタイア後から、ボランティアに力を注ぎ始めた。いまや私よりも確固たる居場所の持ち主だ。

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