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『万引き家族』

この映画がカンヌ映画祭で絶賛されたこと自体が、とにかく素敵なことだ!と思った。もういまや我々は法律の下では幸せになれないのかも知れない。

映画のテーマは絆だろうか、人間としての優しさだろうか、いや、もっと深い人間性へのオマージュと言ってしまったら言い過ぎかなぁ!?そうするには、『万引き家族』というタイトルが邪魔をするだろうか!?

一人の老女の下に暮らす一組の夫婦と、3人の子供たち。取り立てて説明くさい描写はなく、淡々とストーリーは展開していく。そのうちにこの家族の成り立ちは水のように過去から現在へと流れていき、どのシーンも観るものを、自然に、ある種温かな幸せな日溜りへと誘うのだ。

現代社会の持つ様々な歪みが凸レンズを駆使しするかのような手法で描かれている。すっかり是枝監督の視点や価値観の深みにはまってしまう。

安藤サクラ、全開していた!

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